オカマ役が好きな私がキンキーブーツを見た話
キンキーブーツを見た
ご縁があって関係者席で見させて頂いたのだが8列目とかだったかな?
とにかくすごい迫力だった
推し君にハマったきっかけが推しくんのオカマ役だった私からしたら
キンキーブーツという舞台は大変きらびやかで、(オカマではなく)ドラァグクイーンであるローラの悩みであったり、世間からの目であったりというのを描いたストーリーは、とても楽しく見ることができた。
もはやご存知の方が多いとは思うけど簡単にあらすじを抜粋してみる。
◆あらすじ(ネタバレあるよ)
キンキーブーツは実話を基にしたブロードウェイミュージカルである。
物語は主人公であるチャーリーの幼少期からはじまる。チャーリーは代々続く町の靴工場《プライスアンドサン》の4代目として育てられる。但し、チャーリーはどんどん靴に興味をなくしていき、靴以外の何かを探して成長する。
また、別の少年は靴に対して非常に強く興味を持つが、赤い女性用のハイヒールだった事から父親に非常に怒られる。
チャーリーは成長し、工場を継いでほしい父親を残し、キャリアアップを目指して恋人とロンドンへ向かう。チャーリーがロンドンでアパートを見つけると同時に父親が亡くなった訃報がチャーリーに届く。
チャーリーが葬式のために戻ると、工場が実は破産寸前であることを知り、チャーリーは父の遺産を引き継ぎ工場を守ることを決心するが、チャーリーなプライスアンドサンのブランド自体にこだわりがないことをチャーリーの幼少期から知っている従業員たちはチャーリーの経営方針に懐疑的で反感を持ってしまう。
チャーリーはロンドンに戻り、友人とパブで会う。安価で仕入れてもらうという一時的な解決案を結んでもらい、店を出たところで酔っぱらいに絡まれる女性を見つけ、仲裁に入ったが殴られてしまい(それも酔っぱらいを殴ろうとした女性に)意識を失ってしまった。
目を覚ますと、そこは怪しいクラブだった。彼が助けようとした女性は、クラブでバックダンサーのエンジェルズを率いるナンバーワン ドラァグクイーンのローラであることを知る。
男性であるローラが女性もののピンヒールを履いているのを目にしたチャーリーは、「男性の体重をその細いヒールで支えていれば折れるのも当然だ。僕なら、女装好きの男性を支えるヒールの靴が用意できる!」とローラを工場へ招待してニッチ市場の展開のため、女装好きの男性の為のシューズの作成を始めるのだった。。。
◆(ネタバレあるよ)
なんだこの濃い話。しかもここまでが起承転結でいう起が終わったあたりのところだ。
いやぁ濃い。とても濃い。
そして私は意外とチャーリーの、なんとなく靴屋がイヤだったから恋人に付き合って特に意味もなくロンドンに行く、という行動にすごく賛同してしまう部分がある。
(ここから自分語り入ります)
私は大学に進んでいないのだが、本当はめちゃくちゃ大学に行きたかった。
なにかやりたいことがあったのか?と聞かれたら特になく、ただ社会人になるのが早すぎるから嫌だった。というだけの理由だった。
でも正直意外と人間そんなものなんじゃないかなぁと、今の仕事について思うようになりました。
なぜか。
単純に転職の理由を同僚にきくとなんとなく、が多いからですね。
本当にやりたいことを仕事にできてる人なんてそうそう居ないよね。
そしてその本当にやりたいことを仕事にしている人たちが舞台に立っているのだろうか。
◆
キンキーブーツの舞台観て思ったことといえば「受け入れなさい。すべての人をよ」というローラの言葉にドキッとしました。
それって多分全人類にとって難しいこと。
自分と違う人、自分と違う考え。
自分と違う、人と違うことを受け入れるのはすごく難しいことで、言葉の上で差別はやめましょうとか、十人十色とか、みんな違ってみんないいとか。
色々言ってもそれができているかって言うと…ね。
私も偏見とか無いよって思っててもやっぱり完全にっていうのは難しいの。
それを言われて実行するドンはカッコイイ。
◆
あとキンキーブーツって普通にデザイン可愛くない?
最後の方全員でキンキーブーツ履くシーンとか普通に可愛くて全部欲しくなっちゃう。
ドハデだからコーデとかは難しそうだけどあんな靴履きこなせていたら格好いいよなー
ちょっとめちゃくちゃ作品が好みだからツタヤでレンタルして字幕でもう一回見ようかな、と思います。
小池徹平さんと三浦春馬さんの演技、歌ともに素晴らしかったんだけど個人的にGHOSTでも拝見したひのあらたさんすごく好き。
まだ見てないよ!知らなかったよ!って方は是非はアマゾンプライムでも見れるらしいしちょっと見てみて!ほんと!とてもよい!
というダイマ記事でした笑