好きなもの、好きなだけ

舞台やディズニーが大好きなお腐れ夢こじらせ女子

MAX太ってた時期から20キロ痩せたので書いてみる

タイトルどおり

先日から友人(1度しか会ったことが無いので厳密には友人というよりは同じ趣味の仲間という方が合っているのかもしれないが)とお互いに毎日の体重を報告しあうというダイエットをはじめた。

 

その前からゆるゆる続けていたダイエット。

ここ数日の報告体重がMAX太っていた時期と比べて20キロ減の59キロで安定してきたので文章として書き残してみる。

 

ダイエット開始前の話

私は元々たぶん大柄だった。

うまれた時のことを母親に聞けば体重4000グラム近く。

ただ生まれながらにして左心室だか右心室だかに穴が開いているという心室欠乏症とかいう病気で、医者から「この子は長くないのでお墓に刻む名前をつけてください」と言われたのだそうな。両親祖父母全員その時は修羅場だったとか。何とか山を乗り切ってみれば医者に「穴を埋める為にとにかく栄養をつけて、太らせてください」と言われたそうな。今にして聞けばそんな乱暴な治療があるか、おかげでこちとら物心が付いた頃にはまるまる太っていたぞ。と思いたくもなる話ではあるが医者からしても私を死なせないように必死だったんだろう。

 

幼稚園・小学校とまぁ多少大きい子ではあったが普通に過ごし、中学ではじめて太っていることでいじめを受けた。

その当時、ちょっと家庭環境も複雑で家でも学校でも心休まる場所の無かった私が癒しを求めたのが当時非常に多かった夢小説というものだがそれは今回のダイエットとは関係ないのでひとまずおいておく。

 

中学・高校と痩せたい、痩せたいと言いながら朝昼晩3食がっつり飯。運動はせずに暇な時間はゲームかネットをしてすごしていた。気づけば体重は70キロを超えていた。高校を卒業後、社会に出てからは車が無いので会社と社員寮の間を歩いていたものの、飯は買い置きのカップ麺やレトルト食品。会社の従業員食堂ではご飯をおかわり。そんな生活が仇となって体重は79キロ、80キロも間近となっていた。

 

痩せたい、から痩せるに変わった瞬間

 

当時私には趣味というものがネットとディズニーの2つだった。特にディズニーは活発で、新幹線距離にも関わらず年間パスポートを買って足しげくリゾートに通ったし、ショーやパレード、キャラクターの写真が撮りたくて一眼レフカメラまで買った。

 

このキャラクターとの2ショットは太っているものからしたら地獄だ。撮りたい。好きなキャラクターとの2ショットだ。撮りたくないわけがない。ただ撮ると、この世のものと思えない脂肪の塊が、好きなキャラの隣で地獄のような微笑を浮かべて太い2本の足でボンレスハムのような体を支えて立っている。

 

そんな写真を果たして「見直したい」と思うだろうか?

 

 

当然思わない。そんな写真を撮る度に私は痩せたいと強く思った。(だがそれでも痩せるんだとは思うに至らなかった)なぜディズニーキャラとのグリーティングが痩せるという意思に結びつかなかったかと言えば2ショットを撮らなければ済む話だからに他ならない。ピンショットといわれる好きなキャラクターだけの写真を撮ればいいのだ。そうすれば物の怪のような自分の姿を見直さなくて済むわけだから。

 

 そんな「ダイエット?つらい思いするなら別にやせなくていいんじゃないの?」くらいの意思だった私だがある日、母親に誘われて興味半分で観に行った舞台で衝撃の出会いをする。

 

推し(舞台俳優)との出会い、である。

 

今でも大好きな推しだが、その舞台の推しはとにかく輝いていた。すごかった。演技も歌もダンスも。そりゃもう一目ではまった。後に再演をおなじキャストで果たすその舞台を私は地方民にも関わらず8回見た。しかもその内5回はS席(確か12kだったかな)という暴挙だった。

 

それからはディズニー、ネットという趣味にもうひとつ観劇というものが追加された。これがなかなかに厄介だ。ディズニー、観劇の両方を地方で充実させることは難しく、ディズニーに行く回数は減った。代わりに観劇回数は年間30回以上に及んだ。

 

推しと出会って最初の冬。推しのブログで新しい情報を見た時に私の意識は「痩せる。なんとしても痩せるてやる」に変わった。

 

バースデーイベントでの2ショットチェキ撮影

 

この衝撃の文字を見てもらえたらわかる通り、推しと二人で写真が撮れる特典付のイベントの開催が告知されたのだ。その時、友人と近所のおしゃれなパスタ屋さんでランチを嗜んでいたわけだが、正直眼の前の友人をほっぽり出して興奮したしはしゃいだ。そして眼の前に並ぶピザを眺めて………痩せないと、と思った。

 

推しは決して細身な方では無いが、ガタイのいい方でもない。普通体系だ。他の俳優と写真を撮っても顔が大きいわけでも小さいわけでもない(けなしている訳ではないし、一般人と比べたら顔は小さいと思う)。そんな人と並んで写真を撮る?控えめに言ってもボンレスハム並みの2,3段腹を持っていて顔がパンパンに膨れ上がった私が?しかも大好きな推しとチェキが撮れる機会は今後そうそう訪れ無いだろう(この予想は的中してその後今まで推しとチェキを撮る機会には恵まれていない)。

 

悲惨だ。と思ったし、そんなチェキは推しの部分だけ切り取ってさよならバイバイ、俺はこいつ(脂肪)と旅に出る、ってなもんだ。かくして、推しのチェキの私の部分ではなく、私と22年もの間連れ添った脂肪とさよならバイバイする決心をしたのである。

 

ダイエットって何するの?

 

ダイエットをはじめるにあたって、まず思ったのがこれだ。かつてやったダイエットで言えば、豆腐ダイエット(毎食食前に豆腐を食べて腹を膨らませる奴。効果はあったけど味に飽きて3週間と持たなかった)、自転車ダイエット(高校時代バイト先まで自転車漕いでたら痩せた。長期休みが終わるとともに体重は戻った)、バナナシェイクダイエット(豆腐と同じでバナナと豆乳と氷をミキサーにかけて作ったバナナシェイクを食前に飲んで腹を膨らませる方法、作るのが面倒で続かなかった)。いろんなダイエットをやってきたけど効果が出たのはここら辺で「運動して痩せる」とは思い至らなかった自分のズボラ加減にいい加減腹立たしくなってきた。

 

そしてやはり私が最初に思い立ったのは食事でできるダイエットだった。―脂肪燃焼スープ。というのを知ってる人はいるだろうか。まぁ簡単に言えば『1週間このスープは何杯飲んでもいいよ!』っていうダイエットだ。スープのレシピはネット上どこ探しても転がってるからググってね。まぁ私はこれと同時に近所(車で10分位)の距離にある市民プールに新しくトレーニングルームが新設されたということでここにも軽く通ってた(1週間に1,2回ペース)。

 

結果、2ヶ月で13キロ減の66キロ程度へ

 

は?まだデブじゃねぇかって思うけど勘弁してもらいたい。

当時の私はそれでも浮かれてたよ。だって13キロも減ったし。いろんな人から『痩せたね~』って言われてたしね。『きれいになったね~』とまでいわれたらそりゃ喪の私はうれしいですよ、ええ。

 

たぶん脂肪燃焼スープと一緒に運動もしたのがよかったんだろうと思います。

 

食事制限だけだと体重は減っても見た目までは変わらなかったりするもんね。実際脂肪燃焼スープはその後2.3回やってみたけどあんまり効果なかったです。(運動伴わなかったからな)。その後は運動してみたりプール通ってみたり、食事は食べる量が体重落ちたら自然と減ったかな、くらい。(さすがに深夜に暴食はしないようにしたけど)

そっから2年、やっと身長164センチの平均体重58キロに近づきました・・・。長かったね。

 

痩せて変わったこと

 

他人のこういうのはモチベーション維持に繋がるので私もよく2chやらガルチャンやらで見てました。やっぱり多くは『痩せたよね~』っていわれるようになった。『きれいになったね』も言われるようになりました(但し親戚のおばちゃんとか同級生の女友達とかだけどね)。ほめられると嬉しいしこれからもがんばろうと思えるよね。

 

あとは見た目ですが、明らかに顎が二重になる頻度が減りました。ちょっと顎引いたくらいでは二重顎にならなくなった。そして鎖骨!私にも鎖骨があったのか!と思います。元々骨や筋肉の筋をなぞるのが好きという不思議なフェチを持ってるので自分の鎖骨撫でまくってます。でも鎖骨はちょっと太い骨なので手の甲とかの方が個人的に撫でていて気持ちいいです。

 

モチベーション維持に繋がること

 

個人的に、痩せた後のことをよく考えるようにしてました。特に推しとの接触について。『○月にカレンダーイベントあるから痩せよう』『握手会までに痩せて推しに印象付けよう~』というのが大きなモチベーション維持。まぁ接触イベントなんてそんな頻度高くないのでそういう時は通販サイトとかでかわいいお洋服見て『この服着こなして推しの舞台行くぞ~』『推しの舞台おしゃれしたいからこの服に合うように痩せるぞ~』がとてもモチベ維持になりました。

 

 

今後の目標として

 

まだダイエットは継続してますが無理ない範囲でと思ってます。脂肪燃焼スープはやっぱりお腹減るしね。たまに趣味のカメラを持って歩いたり、家で筋トレ紛いなことやったり、食べ過ぎた日の次の日は食事に気を遣ったり。ゆるゆるダイエットして来年にはさらに体重も落としたいし何より見た目がすっきりなったらいいな。

 

 

一応平均体重になったのに自信が持てない件について

 

こっからは完全にダイエットの覚書ではないので興味がない方は飛ばして欲しいんですが。『痩せても痩せても太ってる気がする』という人ってたまにいるんですよね。病的に痩せてる人ってのも中にはいます。私はまだやっと平均体重なわけですから病的には痩せてない。ただ『デブだから痩せないと・・・』という言葉を口にすると回りから「え?太ってないじゃん?」とは言われるようになりました。そういわれても自分としては私はぜんぜんデブの部類だし鏡で自分を見るのが不快で溜まりません。どうして自分はデブだという認識から逃れられないのかな、と思ったときに半分くらい中学時代のいじめがトラウマになってるのかな、と思いました。「デブ」といわれ続けた中学3年間。あんな風にいわれた私が痩せているはずがないと思ってしまうんですね。それだけが原因だとは思わないけどもしかしたら心のクリニックにも通ったほうがいいのかもしれません。という、なんとなく書きたくなった掃き溜めでした。